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自己統御

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本当に幸福な人生を生きるには


自己統御を完全にしなきゃだめだ。



自己統御を完全にするには、


完全にする土台となるべき


認識力というものが、


また完全であらねばならない。



認識力のほうをおいてきぼりにして、


知識ばかり説いてると、



学べば学ぶほど苦しくなり、


極めりゃ極めるほど迷ってくる。



なぜかというと、


正しい知識を分別する力が


なくなっちまうからであります。



回帰百万遍(かいきひゃくまんべん)、


理屈をべらべら言うやつが、


案外人生をのたうち回って


生きてる場合が多い。



中村天風





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▼勉強してわかると同時に


 苦しみが増した天風自身の経験


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(以下、『心に成功の炎を』第6章より


引用抜粋)



あるとき、インドでカリアッパ師に


こう言われた。



「おまえは、目も鼻も口も舌も、


体にある感覚も、


ただあるがままに働かせて、


ちっともそれを役立たせていない。



本能の感覚と感情だけしか、


その五官の感覚を使ってないじゃないか。


お前は心の一部しか使ってないんだ。



この一部を全部使ってるように思っているが、


これが間違いだ。」



私なんかも若いときはね、自分が無学だから、


大きな出来事に直面すると、


もう人知れない悩みを深く感じたんです。



その頃は、


わからないことが多いから悩むんだ、


苦しむんだと思っていた。



そのわからないことをできるだけ


少なくするのには、


勉強するしか方法がないじゃないかと思って、


一生懸命勉強しだしたら、



勉強するにつれて、


わかることはわかってくるけれども、


わかると同時に、


苦しみのほうがまた分量が増えちまう。



というのも、


大切な認識力の養成ということを


インドに行く前は


ぜんぜん考えていなかったから。





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■ 1月の天風箴言


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健全なる精神は


人生の一切に対してその心の


態度が積極的である時にのみ正しく作為される


 
 
 

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