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「まごころ」をもった行為

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人間の行為に、


まごころのこもってなされるものと


その「否」との場合は、



その結果の事実のいかんにかかわりなく、


その行為の「尊さ」というものに、


すこぶる格段の相違がある。



たとえば、


他人の危難を救うというような場合、


報償を目当てにして人を救ったのと、


断然報償などを念頭に置かずに救ったのとは、



たとえ敢然として難を冒して救ったという


その行為と事実とは同様であろうとも、


その行為の尊さに、全然大きい隔たりがある。



中村天風



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▼真の親切は報償や利益を目的としないもの


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(以下、杉山彦一著『いのちを活きる』


第7章より引用抜粋)



人は、それぞれの人生を生きる。



楽しいこともあろうが、


悲しくも辛い思いを、いくたびも体験する。



この世に人間として生をうけたお互いとして、


傷つきながらも懸命に生きようとしている


その人の姿に、


しみじみとした共感をおぼえるのである。



共感や思いやりから、その人のために、


役立つことをして上げようと思う。



ここから、親切という行動が、


発動してくるのである。



「この人に、今ここで親切を尽くしておけば、


後のち自分に有利な展開になるにちがいない」


との思いでなされた親切は、


本物の親切ではない。



「親切にしようか、やめておこうか。


周囲の状況からみて、


親切にしなければならないのか」と、



いろいろ思索したあげく親切をしたとしても、


それは理性のはからいでの親切であるから、


本当の親切とはいえない。



真の親切は、


報償や利益を目的としないものである。



まごごろからの親切は、


ためらいがなく、さらりとやってのけて、


後がさわやかである。




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■ 3月の天風箴言


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調和という事は真善美の美に該当するもので 


それは 探求すべきでなく作為すべきである


 
 
 

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