疲れたら休め
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人間は変化の中にある。
その変化と変転に
いちいち関わり合いをつけていたら、
いたずらに心にムダな重荷を
負わしていることになる。
「疲れたら休め」のとおり、
心も休めてやる必要がある。
しかし、肉体は自分の意識で
運動をやめることができるが、
心は能動的で何かを考える傾向性を
持っているから肉体と違う。
だから「安定打坐法」で
無声の境涯に心を入れることが
心を休めることになり、
心の旅路のオアシスになる。
中村天風
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▼安定打坐法(あんじょうだざほう)で
心の疲れをとる
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(以下、尾身幸次著『成功への実践』
第4章から引用抜粋)
安定打坐法は、
天風先生がインドヨガ哲学の密法の一つ
「ダーラナ法
(思いを一つに凝らすことを目的とする)」を
さらに実践しやすく創意工夫したもので、
天風式坐禅法とも呼ばれている。
その目的は、
無念無想(むねんむそう)の境地を体得し、
人間の生命の本質を自覚して
潜勢力を煥発(かんぱつ)することにある。
天風先生は、無念無想の境地を
「心が生命の一切を考えないときのこと、
心が肉体のことも考えず、
また心が心の動きをも
思わないときのことである」と説かれた。
なぜ無念無想の境地を体得しなければ
ならないかというと、
私たちは起きているあいだじゅう
常に何かしらを思い考えている。
心はそうした能動的なものであり、
考えることを止めようと思っても
なかなか止められない。
とくに病にかかっていたり、
人生上に大きな問題を抱えているときは、
考えまいとしても考えずにいられない。
そのために心も疲れる。
体が疲れたら眠るように、
心も疲れたら休ませなければならない。
それには、何事も考えず、
無心の瞬間をもつことで心を休ませ、
心の垢や汚れを取り去る必要があるのだ。
心の垢や汚れとは、
心が消極的な暗示に感応して、
その消極観念が心中にこびりついて
離れないことである。
その心にこびりついた消極観念を取り払って、
神経系統の機能を積極化し、
潜勢力を煥発させて
自分をコントロールする方法が
安定打坐法なのである。
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■ 10月の天風箴言
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真人たらんには その生活を考慮するに先ち
生存を確保することを 第一に認識するべし


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