top of page

無駄な神経消耗

□■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


■  中村天風 | 一日一話


元気と勇気が湧いてくる、哲人の教え366話



4/15 無駄な神経消耗


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━



神経系統というものは、


人間のいのちを活かす生活機能の中で


一番大切なもの、



いいかえれば神経系統の生活機能のおかげで、


われわれの生命はこうして


活きながらえているのであるが、



やたら気どったり、ぶったりしている人は、


もちろん自分では結果にそういう良くない


事実が生じてくることに気づかないで、



否、気づかないというよりも


無知であるがために、



考えることなしにといってよいほど無頓着で、


やたらと価値のない無駄な神経消耗を


ことさらに行っているのである。



中村天風



--------------------------------



天風メルマガ「中村天風 一日一話」は


中村天風著作のなかから特に大切にしたい


言葉を収録した書籍『中村天風 一日一話』


から転載しています。



本日の一日一話の出典は


『真理のひびき』箴言18です。



【書籍ページはこちら】


▼『中村天風一日一話』




▼『真理のひびき』





━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 


▼「ぶる事」、「気どる事」をやめる


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━



(以下、機関誌「志るべ」に掲載された


「新箴言註釈18」現代語表記版より


引用抜粋)


※『真理のひびき』箴言18に該当。



ぶるとか、気どるとかいうのは、


簡単に言えば、


ニセ物を本物に見せようとするのと同様で、



言い換えると虚勢を張っていることなので、


それには相当無理な努力から生ずる


精神消耗を伴うのが必然である。



これはまさに、いわゆる「執着拘泥」


(捉われて融通がきかないこと)の


当然の行きつく結果である。



そして結局は、生きる「いのち」に


大きい損害を与えるだけである。



天風哲学が、


常に心の態度を積極的に堅持せよと説き、



更に絶対積極の態度とは、


一切に対して不即不離、


すなわち、つかず離れずちょうどよい関係を


保つことであると言い、



これをこそ「虚心平気」の絶対境地と


いうのであると教えているのも、



要は、「無礙(むげ)にして自在なり」という、


真に余裕綽々(よゆうしゃくしゃく)たる


心をもった真人としての人生に生きる人を


多くしたいがためで、



また真の人生幸福というものは、


そうした人に与えられるものであるという、


厳しい宇宙真理を疎かにしないように


するためである。



--------------------------------



【書籍ページはこちら】


▼『真理のひびき』





□■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


■ 4月の天風箴言


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━



信念の重要な事は大抵の人の知るところである


然しそれを現実に堅持して居る人は極めて尠ない



▼天風箴言の解説は、


 公式HPでご覧いただけます 




━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


■天風メルマガ発行元


 中村天風財団(公益財団法人 天風会)


 〒112-0012


 東京都文京区大塚5-40-8


 TEL 03-3943-1601 FAX 03-3943-1604






※社内、取引先、ご友人などへの転載は


 ご自由にどうぞ。


 ただし、無断転載は厳禁です。


 出典を必ずご明記ください。



※このメルマガをオススメいただく場合は、


 こちらのURLをご案内ください。



━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


 
 
 

最新記事

すべて表示
同情のカン違い

□■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■  中村天風 | 一日一話 元気と勇気が湧いてくる、哲人の教え366話 12/7 同情のカン違い ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 気がつかないどころか、中には、 自分の思い方考え方の間違っていることに、 同情している奴があるだろう。 「こういうときに、こういう考え方を  しちゃいけないかもしれないが、 俺は凡夫(ぼんぷ)なんだ。 おまけ

 
 
 
心に与える瞬間活法

□■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■  中村天風 | 一日一話 元気と勇気が湧いてくる、哲人の教え366話 12/6 心に与える瞬間活法 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 消極的観念という心のよごれを 「安定打坐法(あんじょうだざほう)」により 取り去ると、輝く根本心が発現してくる。 これは強い強い積極的なものであるから、 心の力が強まるのは当然である。 この方法の特徴はど

 
 
 

コメント

5つ星のうち0と評価されています。
まだ評価がありません

評価を追加
bottom of page