認識力の養成と自己統御
- bonaondo

- 3 時間前
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認識力の養成ということと
自己統御ということとは、
一体どんな関係があるのだろうか。
これを簡単に説明すれば
認識力を適当に涵養(かんよう)しないと、
心の固有する知覚作用が正確さを失い、
その当然の帰結として
正しい自覚とか、あるいは悟りとか
または第六感というような、
いわゆる高級意識に属する
精神作用が低調になり、
ひいては完全な自己統御ということが
充分よく行えなくなるという、
人生に対する重大な事実があるのである。
中村天風
注)涵養…地表の水が徐々に地下に行き渡り、
地下水となるように、だんだんと
無理なく、ゆっくり養い育てることを指す。
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▼認識力の養成が大切な理由
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(以下、機関誌「志るべ」に掲載された
『研心抄』現代語表記版第4章より引用抜粋)
多くの人が認識力の養成ということを
往々なおざりにして、
ただいたずらに知識の詰め込みにばかり
熱中している。
そしてその結果、
知識は割合に蓄えられているにもかかわらず
諸事万事に対して認識の欠如や不足を生じ、
しばしば失策や失敗を
しないでもよいのに招いて、
物好きにも人生苦をこうむって悩んでいる。
しかしこのような事態では、
いかに学問を研究し知識の量を増やしても、
結局は学べばいよいよ苦しみ、
深く極めればますます迷うという現象の方が
多く発生し、本当の人生幸福というものを
味わうことはできない。
こういう事実から考えても、
認識力の養成ということは、
広い意味においてゆるがせにできない
重要な人生の事業の一つだということが
できる。
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■ 2月の天風箴言
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時は金なりという諺があるが 真実に於て
時は 金よりも遥かに貴重な尊とさがある

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