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一心不乱にやる

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■  中村天風 | 一日一話


元気と勇気が湧いてくる、哲人の教え366話



11/5 一心不乱にやる


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修養の途上には、


しばしば嶮山深谷(けんざんしんこく)がある。



まして過去の長い間、


少しもそうした方面に、


意識を向けることなしに生活していた人には、



それ相当の努力を一層必要とするのが


これまた当然のことであるから、



あらかじめそれを充分我が意念として、


怠る心に鞭打つ気組みで熱心に


実践を継続しなければならない。



そうすれば必ず追々と


初期の目的を達成し得ることは、


これまた必至である。



要はただ一心不乱に、


いったん実践に志したならば、



何かの効果事実を把握するまでは、


絶対に中止しないと


堅く自己自身の心に誓うべきである。



中村天風



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天風メルマガ「中村天風 一日一話」は


中村天風著作のなかから特に大切にしたい


言葉を収録した書籍『中村天風 一日一話』


から転載しています。



本日の一日一話の出典は


『真人生の探究』第1章です。



【書籍ページはこちら】


▼『中村天風一日一話』




▼『真人生の探究』





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▼「できるかできないか」ではなく、


 続けると自然にできるようになる


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(以下、中村天風講演録より引用抜粋)



己の修行上の怠りや過失に対しては、


あくまでも秋霜烈日(しゅうそうれつじつ)、


忘れちゃいけない、


許しちゃいけない。



あくまでも厳格に


自分を自分でもって反省しながらムチ打って、


たとえば今日初めて真理を聞いたような


気分になる。



できるできないは二の次ですよ。


やっているうちには


自然とできるようになるんだもの。



朝起きてから寝るまで、


もっと広い意味において、


三寸息絶え万事休するその日まで、



病があろうとなかろうと、


運がよかろうと悪かろうと、



特に、健康が悪くなったり、


運命が悪くなったときこそ、


よりいっそう心身統一法を実行する。


これが精進の気持ちだ。



※秋霜烈日:秋の冷たい霜や夏の激しい


日差しの気候のような非常な厳しさ




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■ 11月の天風箴言


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人生に対して恒に積極的精神を堅持せざるものは 


健康や運命の勝利者にはなれない



▼天風箴言の解説は、


 公式HPでご覧いただけます 




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