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求道

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■  中村天風 | 一日一話


元気と勇気が湧いてくる、哲人の教え366話



10/19 求道


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努力が自己を満足せしめる程度のもので


表現もしくは自覚されないと、



この方法ではだめだというふうに


軽率に判断して、


次から次へと他の方法を求めるか、



さもなければ、求道という、


人間のみ賦与されている尊い心意を、


自分の精神領域から知らず知らず


除去してしまう。



人間万一そうなったら、


自己尊厳の冒とくであるばかりでなく、



厳格な意味でいうと、


精神的な自己放棄だということになる。



しかし、ほんとうに、


正念を持つ人というものは、


決して人生というものをそんな浅い考え方で


考えてはいない。



中村天風



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天風メルマガ「中村天風 一日一話」は


中村天風著作のなかから特に大切にしたい


言葉を収録した書籍『中村天風 一日一話』


から転載しています。



本日の一日一話の出典は


『叡智のひびき』箴言5です。



【書籍ページはこちら】


▼『中村天風一日一話』




▼『叡智のひびき』





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▼心身統一法の実践、実行する精進努力は


 人の世のためである


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(以下、『盛大な人生』第5章から引用抜粋)



まず最初は自己完成の修養に努力して、


その行をつんでのち、今度は利他行、


人の世のためにつくす行をつむ。


これが本当の修行の目的だ。



わかりやすく言うと、我々が修行するのも、


学問するのも、仕事をするのも、


商売をするのも、金を儲けるのも、


事業をするのも、



ことごとく衆生済度のため、


人の世の幸福を向上しようがため。



すなわち、自己のためではなく、他人のため、


じつにこの私どもが人間として


生きるところの世界のためだ。



私どもが心身統一法を熱心に実践、実行する


尊い精進努力も、


結局は自己のためじゃない。



ひたむきに人の世のためであるということを


忘れちゃいけない。



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【書籍ページはこちら】


▼『盛大な人生』


 皮革版




 机上版





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■ 10月の天風箴言


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完全な人生に活きんと欲する者は何を措いても


現在の瞬間を価値高く活きることを心かくるべし



▼天風箴言の解説は、


 公式HPでご覧いただけます 




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