本来の生命は完全を望む
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すべての完成を
本当に心から喜ぶ気持ちが誰にでもあって、
これを壊して、
今度はこういうものを作ろうとするような
代償のある破壊なら嫌いはしないけれども、
代償のない破壊は喜ばない。
手に持った茶碗をちょいと落っことして
壊しちゃったとしても、
急いで拾い上げてつなぎ合わせようと
するだろ。
不完全な姿になって、
なんとなく惜しい気持ちがするからなんだよ。
こうした些細な事柄から考えてみても、
人の生命の本来は
完全を望むっていうことが証拠立てられる。
中村天風
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▼人間が完全を好むのは、
進化と向上を実現化する使命があるから。
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(以下、中村天風講演録から引用抜粋)
物の破壊を好まず、
物の成就や完成を好むのは、
進化と向上に順応しようとするように、
人間に本来生まれついているからだ。
これが結局、この世に生まれ出た、
人間の生命の本来の面目だ。
おぎゃーと生まれ出たのは、
決して苦しみにきたのでもなけりゃ、
患いに来たんでもなけりゃ、
うまいもの食いに来たんでもなけりゃ、
いい着物を着に来たんでもなく、
さなきだに恋を楽しむために来たのでも
なんでもないんだよ。
やっちゃいけないとは言わないけどね、
それは従たる目的だ。
本当の目的は、進化向上に順応するため、
そして進化向上を現実化するためなんだ。
例えば、医者が人の体を治すことを
目的としているかぎりは
この世の中の病人が減らない、ということを
不思議だと思う人は考えてご覧よ。
医者の本来の面目は
人の病を治すことにあるんじゃないんだ。
医者の本来の面目は
この世の中の病人を少なくすることなんだ。
つまり人をして病に罹らざらしめん研究を
することなんだ。
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■ 9月の天風箴言
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日常生活を行う際
能う限り「善」なることを行おうと心かけるのは
人生の最も尊といことである


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