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■ 中村天風 | 一日一話
元気と勇気が湧いてくる、哲人の教え366話
2022/8/8 合理的自己陶冶(とうや)法
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まず平素の自己の言語と態度とを
できる限り積極的にすることを
真剣に心がけるということなのである。
詳しくいえば、我が心の中に
動物心性中の低劣な欲念や感情が
たとえ発動することがあろうとも、
断然それを言葉や態度に表現しないように
注意深く努力することなのである。
そして何故にこうすることが
本能心意の整理に対して
効果があるかというに、
心理的にいえば、本能心意に対して
外的自己誘導暗示が作用するためなのである。
中村天風
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天風メルマガ「中村天風 一日一話」は
中村天風著作のなかから特に大切にしたい
言葉を収録した書籍『中村天風 一日一話』
から転載しています。
本日の一日一話の出典は
『研心抄』第5章です。
【書籍ページはこちら】
▼『中村天風一日一話』
▼『研心抄』
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▼消極的な感情が湧いたとき、
それを打ち消す言葉の暗示
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(以下、尾身幸次著『天風哲学実践記』
『「自己陶冶の誦句」と病の克服の章』より
引用抜粋)
消極的な感情が湧いたときに
態度に出さないことも
やはり難しいという場合は、
人のいないところで
それを打ち消すような言葉を声に出して
自分自身に言い聞かせることも
一つの方法である。
例えば
「こんな気持ちに負けるものか!」とか
「このぐらいのことで心を乱すような
感情の奴隷にはならないぞ」と、
自分の耳に聞こえる程度の声で
呟(つぶや)くのである。
さらにこの時に鏡を用いると
一段と効果がある。
つまり鏡に映る自分の目を見ながら
行うのである。
このときの絶対的条件として必要なことは、
あくまでも揺るぎない信念を持って
ということである。
しかしこれも最初はなかなか
信念的になり得ないというのであれば、
「できる限り真剣な気持ちで行えばよい」と
天風先生は言われている。
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【書籍ページ】
▼尾身幸次著『天風哲学実践記』
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■ 8月の天風箴言
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一切の事柄をすべて感謝に振かへて
考へられない人は
完全に天風教義を実行して居る人とは
いへない
▼天風箴言の解説は、
公式HPでご覧いただけます
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