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■ 中村天風 | 一日一話
元気と勇気が湧いてくる、哲人の教え366話
2022/7/20 残心
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「残心」という言葉は、真剣抜刀術の用語で、
簡約すれば
「終始心構えに油断あるべからず」という、
抜刀法術練行の際、最初から最後まで、
一貫せる心構えを忘るるなかれとの
戒慎の言葉なので、
昔の格言に
「終りを慎むこと始めの如くあるべし」と
いうのと、
その意味両々相融通しているのであります。
中村天風
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天風メルマガ「中村天風 一日一話」は
中村天風著作のなかから特に大切にしたい
言葉を収録した書籍『中村天風 一日一話』
から転載しています。
本日の一日一話の出典は『哲人哲語』
「残心偈(ざんしんげ)」です。
【書籍ページはこちら】
▼『中村天風一日一話』
▼『哲人哲語』
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▼光りの前に闇はない
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(以下、『哲人哲語』「残心偈」より引用抜粋)
「残心」の実行が、確実に心がけておらず、
万一心の中に、
消極的の観念や、または思想が、
たまたま発生したことを直感したら、
即座に、「光りの前に闇はない」という言葉を
想起せよ。
心が消極的になった時、
更にそれを悶えたり悩んだりすると、
それは丁度、
闇を照らす光りを自分から好んで消すのに
等しい結果だけしかない。
そこでこういう場合には、
更に一層、光りを強く輝かすことが
何よりも必要なのですから、
その必要な光りを強くするのには、
何よりも一番肝心な心構えは、
断然、そうした消極的の心的状態に、
係り合わないことである。
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▼『哲人哲語』
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■ 7月の天風箴言
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「思ひやり」という事を現実にするには
先づ何を措いても
相手方の気持になって考へて見る事である
▼天風箴言の解説は、
公式HPでご覧いただけます
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