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■ 中村天風 | 一日一話
元気と勇気が湧いてくる、哲人の教え366話
2022/6/2 鼓舞奨励を望むは恥
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人を鼓舞奨励することは非常に尊い。
しかし、人から鼓舞されたいとか、
奨励されたいとかいうふうに望んだならば、
これはもう恥であると同時に、
人間としてさもしい心がけだと思え。
中村天風
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天風メルマガ「中村天風 一日一話」は
中村天風著作のなかから特に大切にしたい
言葉を収録した書籍『中村天風 一日一話』
から転載しています。
本日の一日一話の出典は
『心に成功の炎を』第9章です。
【書籍ページはこちら】
▼『中村天風一日一話』
▼『心に成功の炎を』
皮革版
机上版
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▼報償を目的とするような心持ちが
発生したら
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(以下、機関誌「志るべ」に掲載された
「箴言註釈2」現代語表記版より引用抜粋)
※『叡智のひびき』箴言2に該当。
もしもいささかといえども
報償を目的とするような
凡人俗人の卑しい心もちが発生したならば、
そのときは、
「箱根山、駕籠(かご)に乗る人担ぐ人、
そのまた草鞋(わらじ)を作る人」という
歌を思い出すがよい。
そうすればこの世の中に活きていくには、
如何に偉くなっても
自分一人で生きられるべきものではなく、
他人あっての自分、自分あっての他人と
いうことが理屈でなく感じられ、
その感じた心が良心に感応すれば
報償を超越した責務感となり、
更にその責務感がまごころとなって発露する。
※報償:徳のむくい。
この意味では一般には
報奨・褒賞の意味だが、
天風はこの字を使った。
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【書籍ページはこちら】
▼『叡智のひびき』
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■ 6月の天風箴言
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自分の心の中に何かの悩みがあるならば
先づそれは「取越苦労」か
或は「消極的思考」かの何れかである
故に入念に省察すべし
▼天風箴言の解説は、
公式HPでご覧いただけます
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