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■ 中村天風 | 一日一話
元気と勇気が湧いてくる、哲人の教え366話
5/29 進歩の階段
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人生は心の操縦を完全にすることが
重要である。
人間の心は常に発達しているので、
瞬間といえどもこれを等閑(なおざり)に
附してはならない。
人類の心が今日の状態になるまでには、
実に永い時の経過と、
数多い進歩の階段を踏んできている。
そして今後も進歩の階段を昇っていく。
従って心を完全に操縦するには、
潜在意識を正しく理解し、
その運用を的確にして、
心がその進歩の階段を
適確に踏み締めて昇れるように
側面から誘導することが肝要である。
中村天風
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天風メルマガ「中村天風 一日一話」は
中村天風著作のなかから特に大切にしたい
言葉を収録した書籍『中村天風 一日一話』
から転載しています。
本日の一日一話の出典は
『研心抄』第6章です。
【書籍ページはこちら】
▼『中村天風一日一話』
▼『研心抄』
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▼実在意識の働きのみを重要視すると、
思うように心の操縦ができなくなる
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(以下、『心を磨く』第5章より引用抜粋)
人間の心の働きは、このほとんどのすべてが、
心の奥にある、
潜在意識の中にある、観念要素が、
この不思議の作用の根本を
成しているのであります。
心を正しく研究しない人は、
人間が思ったり考えたりすることを、
実在意識が行っているがために、
もう一切合財、どんな心の作用も、
この実在意識から発現し、
そして実在意識が単独に
これを行っているもののように、
思い違いをしている。
実在意識に、
何かのショックや衝動をパーッと受けると、
もう即座、収拾のできない、
いわゆる混乱状態に心が陥っちゃって、結局、
思うように完全に心の操縦ができなくなる。
つまり怒らなくていいことを怒ってみたり。
何も怖れなくてもいい場合でも
怖れを感じてみたり。
そうしてもう、気が静まって考えてみりゃ、
たいしたことでもないことを、
非常にこの悲しんでみたり。
つまんないことを悩んで、
気をふさいでみたりと。
間違いを間違いでないように思って、
間違ってやっちまうんだよ。
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【書籍ページはこちら】
▼『心を磨く』
※『CD中村天風講演録集「研修科編」
心を磨く』を編集、活字化したしたもの。
▼CD中村天風講演録集「研修科編」心を磨く
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■ 5月の天風箴言
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真理というものは絶対的で不変であるが
倫理というものは相対的で
従って時代と国情に依って変化し
相違するものである
▼天風箴言の解説は、
公式HPでご覧いただけます
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