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■ 中村天風 | 一日一話
元気と勇気が湧いてくる、哲人の教え366話
2022/9/12 触覚作用の抑制
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触覚作用は、意志の集中によって
ある程度までは抑制できる。
つまり、病からうける苦痛感や
他のものから受ける不快な触覚感のごときは、
意志の力と
クンバハカ(神経反射の調節法)を用いて、
心機を確実に転換しえれば、
相当の程度まで抑制できることなんです。
だから、古往今来(こおうこんらい)、
偉人もしくは修養の徹底した人が、
みだりに寒暑を気にかけたり、
病に冒されても
容易に苦しいとか痛いとかいうことを
口にしないのも、
その意志力が積極的に働いて
心機転換が巧妙に正確にできた結果である
といえるんです。
中村天風
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天風メルマガ「中村天風 一日一話」は
中村天風著作のなかから特に大切にしたい
言葉を収録した書籍『中村天風 一日一話』
から転載しています。
本日の一日一話の出典は
『心に成功の炎を』第6章です。
【書籍ページはこちら】
▼『中村天風一日一話』
▼『心に成功の炎を』
皮革版
机上版
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▼精神生命を生かすために必要な栄養を
取り入れる五官
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(以下、『心を磨く』第4章より引用抜粋)
精神生命を生かすために必要な栄養は、
外界に存在する事物、事象で、
これを受け入れる口は五つもある。
不用意に、外界に存在するものを
目で見たからって、すぐ自分の心に受け入れ、
耳で聞いたからってすぐ、なんの分別もなく、
めちゃめちゃに入れるてえと、
その結果は、肉体になんでも構わず
食い物なら入れちまえってんで入れたと
同じような結果が来る。
それより以上の恐ろしいこった。
精神内容は常に乱雑不純潔になって、
従って心の力も働きも、
その程度はグッと低下しちまう。
怒らずともいいこと怒ったり、
泣かずにいいこと泣いたり、
悲しまずにいいこと悲しんで、
三勿三行(怒らず怖れず悲しまず、のこと)
どころじゃありしないよ。
観念を始終積極的で、
人生に颯爽溌剌として生きいきたいという
希望を持つ者は、
何をおいてもこの感覚機関を、
始終正当に働き得るように、
訓練しなきゃいけないよ。
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【書籍ページはこちら】
▼『心を磨く』
※『CD中村天風講演録集「研修科編」
心を磨く』を編集、活字化したしたもの。
▼CD中村天風講演録集「研修科編」心を磨く
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■ 9月の天風箴言
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正しい愛情とはお互ひが
活きて此世に存在して居るという
厳粛なる事実を
衷心から尊敬し合うことから湧いて来る
▼天風箴言の解説は、
公式HPでご覧いただけます
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