□■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■ 中村天風 | 一日一話
元気と勇気が湧いてくる、哲人の教え366話
2022/5/27 衣服に関する注意
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
健康生活の現実化を求めるものは、
できるだけ自然に背反しないような心がけを、
衣服に対する基本観念として、
衣服を着けることである。
そのためには、
一、常に、決して過度に
厚着をしないようにすること。
二、あまりに皮膚に密着するもの、また、
圧迫の強い衣服をできるだけ避けること。
という二つの事項を
注意深く実行することである。
中村天風
--------------------------------
天風メルマガ「中村天風 一日一話」は
中村天風著作のなかから特に大切にしたい
言葉を収録した書籍『中村天風 一日一話』
から転載しています。
本日の一日一話の出典は
『錬身抄』第2章です。
【書籍ページはこちら】
▼『中村天風一日一話』
▼『錬身抄』
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
▼皮膚と空気の関係
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
(以下、『錬身抄』第2章より引用抜粋)
衣服という問題を考査するには
先ず第一に皮膚と空気との関係という、
重大なことをその考慮の中に置いて
批判せねばならない。
というのは、われわれ人間の肉体を包む
皮膚なるものは肺臓と同様に、
常に相当量の空気を要求しているからである。
もっと詳しくいえばわれわれの皮膚は
肺臓と同様に、
やはり呼吸作用を行って
体内の酸化物を排泄すると同時に
又空気中の酸素を吸入しているからである。
もっともその比例率は、
肺臓の呼吸量に対して、
百五十分の一という少量であるが、
しかし少量といえども、
生命維持に必要あればこその
作用であるのだから、
万一この皮膚呼吸を不完全におとし入れると、
その結果は肺臓の呼吸を妨げるのと
同様のこととなり、
肉体健康の上に
当然障害を招来することとなる。
やたらに厚着をしたり、
又は皮膚に密着するものや、
圧迫するものをみだりに着用すると、
皮膚生活に何よりも必要とされる
空気の流通が妨げられる。
--------------------------------
【書籍ページはこちら】
▼『錬身抄』
□■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■ 5月の天風箴言
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
何事を為すにも報償を超越して
それを自己の責務なりと思うて行う時
其行為は尊とい
▼天風箴言の解説は、
公式HPでご覧いただけます
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■天風メルマガ発行元
中村天風財団(公益財団法人 天風会)
〒112-0012
東京都文京区大塚5-40-8
TEL 03-3943-1601 FAX 03-3943-1604
E-mail info@tempukai.or.jp
※社内、取引先、ご友人などへの転載は
ご自由にどうぞ。
ただし、無断転載は厳禁です。
出典を必ずご明記ください。
※このメルマガをオススメいただく場合は、
こちらのURLをご案内ください。
Comments