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■ 中村天風 | 一日一話
元気と勇気が湧いてくる、哲人の教え366話
2022/11/23 蟹は甲羅に似せて穴を掘る
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昔の諺(ことわざ)に
「蟹は甲羅に似せて穴を掘る」
というのがあります。
この言葉はまさに
人間に与えられた大きな戒めなんです。
出世する人、成功する人は、
その心の内容がきわめて積極的なんです。
中村天風
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天風メルマガ「中村天風 一日一話」は
中村天風著作のなかから特に大切にしたい
言葉を収録した書籍『中村天風 一日一話』
から転載しています。
本日の一日一話の出典は
『君に成功を贈る』「価値高く生きる」です。
【書籍ページはこちら】
▼『中村天風一日一話』
▼『君に成功を贈る』
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▼心の持ち方一つが
人生の成功を決定している
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(以下、『君に成功を贈る』「価値高く生きる」
より引用抜粋)
若いころに出世街道をまっしぐらに行った
あの豊臣秀吉を考えてみたら、
自分に学問や経験があろうとなかろうと、
心のもち方一つが、結局、
人生の運命を決定するんだということに
気づくはずです。
秀吉は生まれは水呑百姓。
身分もなにもない秀吉が、
ついに天下の兵馬の権を
手にしたということを考えてみたとき、
いかに積極的な心が大切かがわかるでしょう。
秀吉の幼名は日吉丸といいますが、
水呑百姓の家に生まれながら、
「自分は他日(たじつ=将来)、
必ずえらい人間になれる人間だ」
ということを思い込んでいた。
それは母親が、
天に輝く太陽が懐ろに入った夢みて、
みごもったという。
迷信と笑えば笑えますけれど、
「母親は一途にそう」信じて、
生まれたとき最寄りの寺の和尚に
これを語ったところ、
「お日様の生まれかわり」で、
日吉丸と名づけたのだそうです。
そして母親は、たえず
「日輪が懐ろに入った夢をみて
生まれたのだから、
お前の父親は天に輝くお天道様だ、
いまにえらくなるよ」
と語りきかせながら育てた。
こうして育った日吉丸は、
「俺は普通の人間じゃない、
必ずえらい人間になれる人間だ」と
思い込むようになったそうです。
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【書籍ページはこちら】
▼『君に成功を贈る』
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■ 11月の天風箴言
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不平や不満を口にする事を
愧(はず)かしい事だと
気がつく様になったら
尠(すく)なくとも自己統御が
出来てきた証拠である
▼天風箴言の解説は、
公式HPでご覧いただけます
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