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■ 中村天風 | 一日一話
元気と勇気が湧いてくる、哲人の教え366話
2023/1/25 苦しむこと
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一体現代の多くの人は、
人間というものが苦しむことによって
偉大になり、
同時に苦しむことによって尊いものを認知し、
尊いものを知り得てはじめて
真に尊くなり得るのであるということを、
知らないようである。
しかもそれが求めることより
願い続けることから
作為されるということを…。
中村天風
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天風メルマガ「中村天風 一日一話」は
中村天風著作のなかから特に大切にしたい
言葉を収録した書籍『中村天風 一日一話』
から転載しています。
本日の一日一話の出典は
『哲人哲語』「和の義」です。
【書籍ページはこちら】
▼『中村天風一日一話』
▼『哲人哲語』
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▼たのしむ心持で尊いものを求める
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(以下、『哲人哲語』「和の義」より引用抜粋)
自己の本能や感情の欲する満足のみを、
ひたむきに求めている
…そうある事が現代に人として活きるのに
当然の事の様にさえ考えて…
という心もちは、
虫けらや鳥や獣でももっている。
同じ求めるのなら、
人間だけしかもっていない、
何ともいえない頭の下がる尊い心から
為される消息や事実というような
尊いものを求めるべきではないか。
そして、尊いものを求める時は、
満足を求める代りに
高貴なものを思いかつ行う事を
ただたのしむという心持をもつ事である。
極言すればたのしむ心持で思い行い、
万一その時に大なり小なりの
随伴する苦しみがあっても、
なおかつそれをたのしみに振りかえるという
心持をもつ事である。
もっと突込んでいえば、
ただひたむきにそうありたい事を
つつましやかに願うべきである。
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▼『哲人哲語』
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■ 1月の天風箴言
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天風教義は是を修行として行ったのでは
およそ第二義となる
只一念それを生活行事として行う時
完全に第一義的のものとなる
▼天風箴言の解説は、
公式HPでご覧いただけます
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