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絶対積極と相対積極

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■  中村天風 | 一日一話

元気と勇気が湧いてくる、哲人の教え366話


2023/5/14 絶対積極と相対積極

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精神の積極状態というのは、厳密にいうと

「絶対積極」と「相対積極」の

二つに分類される。


絶対積極とは、

「何事に対しても虚心平気の状態」をいい、


相対積極とは

「何事に対しても、できうる限り

明朗、恬淡、溌剌、颯爽として対応すること」

をいう。


いずれにしても、

人生建設の先決要諦である健全精神の完成は、

その基本条件である精神状態を

絶対積極の状態に到達させることである。


中村天風


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天風メルマガ「中村天風 一日一話」は

中村天風著作のなかから特に大切にしたい

言葉を収録した書籍『中村天風 一日一話』

から転載しています。


本日の一日一話の出典は

『真理のひびき』箴言15です。


【書籍ページはこちら】

▼『中村天風一日一話』


▼『真理のひびき』



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▼頼りになるのは、いつでも無条件に、

 明るく、強い絶対的積極の心

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(以下、杉山彦一著『いのちを活きる』

第6章より引用抜粋)


本当の人生態度は、

病があればある程、

人生困難にぶつかればぶつかる程、


心は明るく、朗らかに、生き生きと、

勇ましくあるのが本当だ。


何故なら、心が病を支配し、

心が運命を支配するからである。


心がエンジンであり、プロペラであり、

スクリューである。


病や不運の時程、

がっちりエンジンは回転しなければ

ならないのである。


エンジンは、晴天の日でも、嵐の中でも

快調に活動しなければならない。


それと同じように心は、

どんな状況であろうと、いつでも、無条件に、

明朗、快活、溌刺、颯爽、積極であらねば

ならないのである。


これを「絶対積極」という。


条件のよい時だけ積極であるというのは、

「相対積極」である。


何かあるのが人生だから、

いざという時に役に立たない相対的な心では、

人生乗り切ることはできない。


私達にとって、頼りになるのは、

いつでも無条件に、

明るく、強い絶対的積極の心である。


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【書籍ページはこちら】

▼杉山彦一著『いのちを活きる』



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■ 5月の天風箴言

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自己の言行に飽くまで責任を負う覚悟の

ない人は、かりそめにも天風会員としての

誇りを自から冒涜するものである


▼天風箴言の解説は、

 公式HPでご覧いただけます 


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