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■ 中村天風 | 一日一話
元気と勇気が湧いてくる、哲人の教え366話
2023/4/12 相手方の気持ちになる
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相手方の気持ちになるということは、
わかりやすくいえば
「自分が先方の立場にいたらどうであろうか」
ということを考えることなのである。
実際!
自分以外の人の心持ちを理解しあうことが
できるという特殊の精神能力を、
人間だけに賦与されているのはなにゆえぞ、
と考えたら、
何事に対しても、まず
相手方の気持ちになって考えてみることが、
すべてのことの解決をスムースにする
秘訣だと理解される。
中村天風
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天風メルマガ「中村天風 一日一話」は
中村天風著作のなかから特に大切にしたい
言葉を収録した書籍『中村天風 一日一話』
から転載しています。
本日の一日一話の出典は
『叡智のひびき』箴言4です。
【書籍ページはこちら】
▼『中村天風一日一話』
▼『叡智のひびき』
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▼相手の気持ちになって考えられない人
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(以下、機関誌「志るべ」に掲載された
「箴言註釈4」現代語表記版より引用抜粋)
※『叡智のひびき』箴言4に該当。
相手の気持ちになれば、
おのずから「思いやり」という聖なる気持が、
自然に湧き起こってくる。
ところがいざとなると、
なかなか相手の気持になって考えようという
気になれないという人がいる。
それはよくよく考えてみるに、
結局はその人の人生観なるものがあまりにも、
「自己中心主義(Egocentricity)」に
偏っているからなのである。
なぜ、そのような人生観で
活きているかというと、要するに、
「世界観が正当に確立されていない」
からだと、私は断言する。
世界観が正当に確立されないのは、
宇宙の真相に対する
考察と理解とに徹底したものを
持っていないがためである。
事実において宇宙の真相というものが
正しくわかってくると、
自己中心主義という人生観は、
決して完全な人生に活きようとする者の
正当な人生観でないことが、
自然と納得出来るようになる。
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【書籍ページはこちら】
▼『叡智のひびき』
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■ 4月の天風箴言
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活きる事の努力のみに追はれて
生活の中の情味というものを味はないと
人生はどんな場合にも
真の活きかいというものを感じない
▼天風箴言の解説は、
公式HPでご覧いただけます
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