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現在あるもので満足する

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■  中村天風 | 一日一話


元気と勇気が湧いてくる、哲人の教え366話



7/6 現在あるもので満足する


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もしも、諸君が何か人生に物足らない、


不平を感じ、


不満を感じるようなものがあったら、


それは自分の心がまだ卑しいからだと


考えなきゃだめだぜ。



何か欲しいな、欲しいなと思うものが


自分のものにならなかったら、


現在あるもので辛抱しなさい。



現在あるものでありがたいと思いなさい。


そうすれば、けんかにならないじゃないか。



ところが、現在あるものには


なかなか感謝しませんよ。


それで、ないものばっかり欲しがる。



中村天風



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天風メルマガ「中村天風 一日一話」は


中村天風著作のなかから特に大切にしたい


言葉を収録した書籍『中村天風 一日一話』


から転載しています。



本日の一日一話の出典は


『盛大な人生』第3章です。



【書籍ページはこちら】


▼『中村天風一日一話』




▼『盛大な人生』


 皮革版




 机上版





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▼足るを知る


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(以下、杉山彦一著『いのちを活きる』


 第7章から引用抜粋)



昔から、


「思うこと、一つかなえばまた二つ、


三つ四つ五つ、六(む)つかしの世や」と


いわれ、人間の欲望には際限がない。



釈迦は、「欲を捨てよ」といったという。


これは、物や金への過度の執着、


また地位や名誉に対する異常な執念を去れ、


ということである。



人は生きてゆく上に、分に応じて、


ほどほどに暮らしができればよいのである。



見栄を張り、背伸びして、


対抗意識で無理を通すと、生活は破綻する。



分をわきまえて、贅沢せず、


感謝して活きることが、


「足るを知る」ということである。



心の充足をはかると、


不平不満はいわなくなる。


心が満ちたりているからである。



「焚くほどは、風がもてくる落葉かな(良寛)」


の心境ほどではないにしても、



足ることを知る人は、


欲求不満でもなく、


いたずらに心を磨りへらすこともなく、



感謝して活きるから、


幸福への最短距離を行くことになる。



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【書籍ページはこちら】


▼杉山彦一著『いのちを活きる』





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■ 7月の天風箴言


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安定打坐法は正当なる思慮と


断定とを生み出す絶対的密法


であるから其心して践行に努力すべし



▼天風箴言の解説は、


 公式HPでご覧いただけます 




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