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■ 中村天風 | 一日一話
元気と勇気が湧いてくる、哲人の教え366話
2022/7/6 現在あるもので満足する
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もしも、諸君が何か人生に物足らない、
不平を感じ、
不満を感じるようなものがあったら、
それは自分の心がまだ卑しいからだと
考えなきゃだめだぜ。
何か欲しいな、欲しいなと思うものが
自分のものにならなかったら、
現在あるもので辛抱しなさい。
現在あるものでありがたいと思いなさい。
そうすれば、けんかにならないじゃないか。
ところが、現在あるものには
なかなか感謝しませんよ。
それで、ないものばっかり欲しがる。
中村天風
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天風メルマガ「中村天風 一日一話」は
中村天風著作のなかから特に大切にしたい
言葉を収録した書籍『中村天風 一日一話』
から転載しています。
本日の一日一話の出典は
『盛大な人生』第3章です。
【書籍ページはこちら】
▼『中村天風一日一話』
▼『盛大な人生』
皮革版
机上版
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▼足るを知る
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(以下、杉山彦一著『いのちを活きる』
第7章から引用抜粋)
昔から、
「思うこと、一つかなえばまた二つ、
三つ四つ五つ、六(む)つかしの世や」と
いわれ、人間の欲望には際限がない。
釈迦は、「欲を捨てよ」といったという。
これは、物や金への過度の執着、
また地位や名誉に対する異常な執念を去れ、
ということである。
人は生きてゆく上に、分に応じて、
ほどほどに暮らしができればよいのである。
見栄を張り、背伸びして、
対抗意識で無理を通すと、生活は破綻する。
分をわきまえて、贅沢せず、
感謝して活きることが、
「足るを知る」ということである。
心の充足をはかると、
不平不満はいわなくなる。
心が満ちたりているからである。
「焚くほどは、風がもてくる落葉かな(良寛)」
の心境ほどではないにしても、
足ることを知る人は、
欲求不満でもなく、
いたずらに心を磨りへらすこともなく、
感謝して活きるから、
幸福への最短距離を行くことになる。
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【書籍ページはこちら】
▼杉山彦一著『いのちを活きる』
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■ 7月の天風箴言
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「思ひやり」という事を現実にするには
先づ何を措いても
相手方の気持になって考へて見る事である
▼天風箴言の解説は、
公式HPでご覧いただけます
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■天風メルマガ発行元
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