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執筆者の写真bonaondo

気を込めてやる

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■  中村天風 | 一日一話

元気と勇気が湧いてくる、哲人の教え366話


2022/5/28 気を込めてやる

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明瞭な意識を持続するための

最も適当な訓練法は

「何事を行う際にも決して気なしに

行わぬこと」である。


毎日、時間と仕事とを特定して

「気を込めて物事を行う練習」をする。


たとえば手紙を書く間とか、

または読書する間だけは

絶対的に真剣になって行う。


あまり興味をもたぬこと、

気乗りのせぬことや、


気の急くようなこと、

大して値打ちのないこと、

または、慣れ切って熟練していることなどを

行う際は、


特に気を打ち込んで行うように

心がけるのである。


中村天風


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天風メルマガ「中村天風 一日一話」は

中村天風著作のなかから特に大切にしたい

言葉を収録した書籍『中村天風 一日一話』

から転載しています。


本日の一日一話の出典は

『研心抄』第3章です。


【書籍ページはこちら】

▼『中村天風一日一話』


▼『研心抄』



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▼重要な動作をする時には、クンバハカ体勢

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(以下、杉山彦一著『いのちを活きる』

第9章より引用抜粋)


ガスの栓を締めたのに、

締めたことが不安になり、

何度も締め直す人がいる。


鍵をかけたかと不安にかられ、

外出先からもどり確かめる人がいる。

自己不確実の人である。


気なしに動作をするから、

動作をしたという印象がうすい。

すぐ不安に覆われてしまうのである。


重要な動作をする時には、

クンバハカ体勢をとり、「やったぞ!」と、

動作の確認をするがよい。


そうすれば動作は確実に

脳に印象づけられるから、不安が起こらない。


もし不安が起こっても、

動作の確認の記憶で

不安を押し切ることができる。


私達は日頃から、気なしに動作をしないで、

自らの意思で意識を集中させて

動作をすることを

習慣づけてゆかねばならない。


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【書籍ページはこちら】

▼杉山彦一著『いのちを活きる』



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■ 5月の天風箴言

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何事を為すにも報償を超越して

それを自己の責務なりと思うて行う時

其行為は尊とい


▼天風箴言の解説は、

 公式HPでご覧いただけます 


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