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■ 中村天風 | 一日一話
元気と勇気が湧いてくる、哲人の教え366話
2022/8/30 本心良心にもとらない言動
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本心良心にもとった言葉や行いというものは、
それ自体すでに消極的なんです。
積極的じゃないんであります。
というのは、本心良心にもとると、
やましい観念のために
心の力は常に萎縮してしまう。
本心良心の発動した場合における
言葉や行いというものには、
一点のやましいことがないから、
どんな場合でも恐れることはない
という意味です。
ですから、一言ものを言うときでも、
ちょいとした手足を動かす場合でも、
本心良心にもとらないように
しなければなりません。
中村天風
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天風メルマガ「中村天風 一日一話」は
中村天風著作のなかから特に大切にしたい
言葉を収録した書籍『中村天風 一日一話』
から転載しています。
本日の一日一話の出典は
『成功の実現』第2章です。
【書籍ページはこちら】
▼『中村天風一日一話』
▼『成功の実現』
皮革版
机上版
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▼本心良心とは?
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(以下、杉山彦一著『いのちを活きる』
第6章より引用抜粋)
「人種や階級を超えて、
人の心の中で最高に進化した、
純粋な心が本心である。
本心が正義の基準である。
本心に準拠した行動が正義の行動である。
本心が、道徳的心情として表現されたものが、
良心である。本心、良心は、誰にでもある」
と哲人はいわれた。
すかさず私は、
「泥棒にはないでしょう」と生意気にも、
一本打ちこんだつもりで申し上げた。
「あるから、夜来るんだ」と哲人は、
ピシャリと打ち返された。
厳しいお顔だったが、
瞬間にこやかになられた。
泥棒も、頬かむりをして、
夜しのんでくるところを見ると、
自分でもよいことをしているとは
思っていないのだ。
昼間の泥棒も、
人目をはばかっていることは確かである。
人間に、本心や良心が無かったなら、
白昼堂々とトラックで
他人の物を運び去ることであろう。
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【書籍ページはこちら】
▼杉山彦一著『いのちを活きる』
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■ 8月の天風箴言
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一切の事柄をすべて感謝に振かへて
考へられない人は
完全に天風教義を実行して居る人とは
いへない
▼天風箴言の解説は、
公式HPでご覧いただけます
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