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■ 中村天風 | 一日一話
元気と勇気が湧いてくる、哲人の教え366話
2022/7/14 日常生活で注意すべきこと
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特に注意すべき問題は、
いかに観念要素の更改を現実化すべく、
会得した方法だけを熱心に実行していても、
平素日常生活を行う際に、
やたらと不平不満を口にしていると、
捨てるそばからすぐ拾うと同様で、
文字通り九仞(きゅうじん)の功(こう)を
一簣(いっき)に虧(か)く
憾(うら)みを作為することになる。
中村天風
注)九仞の功を一簣に虧く
…高いところまで築いた山を
最後の一杯のかごが足りないために
完成しないこと。
長い間の努力も、最後の少しの過失から
だめになってしまうことのたとえ。
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天風メルマガ「中村天風 一日一話」は
中村天風著作のなかから特に大切にしたい
言葉を収録した書籍『中村天風 一日一話』
から転載しています。
本日の一日一話の出典は
『叡智のひびき』箴言8です。
【書籍ページはこちら】
▼『中村天風一日一話』
▼『叡智のひびき』
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▼言葉を大事にせよ
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(以下、『折れない心』より引用抜粋)
言語には、すこぶる強烈な暗示力が
固有されている。
だから積極的人生の建設を志す者は
消極的の言語をたとえ戯れにも
口にしてはならないのである。
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「なにげなく出てくる言葉」
などというものはない。
なぜなら、どんな人の言葉であっても
その言葉になる前には、観念がある。
つまり観念が言葉を創るのである。
実際に人間が日々便利に使っている言葉ほど、
実在意識の態度を決定するのに
強い感化力、暗示力をもつものはない。
そのことを完全に理解し、
かつ応用して生きる人は、
もはや立派に人生哲学の第一原則を
会得した人だといえる。
なぜなら、それは人生というものは、
言葉で哲学化され、
科学化されているからである。
言葉が人生を左右している。
それくらい言葉は大事なのだ。
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【書籍ページはこちら】
▼『折れない心』
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■ 7月の天風箴言
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「思ひやり」という事を現実にするには
先づ何を措いても
相手方の気持になって考へて見る事である
▼天風箴言の解説は、
公式HPでご覧いただけます
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