□■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■ 中村天風 | 一日一話
元気と勇気が湧いてくる、哲人の教え366話
2022/12/15 恐怖のない人生
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
人間がいろいろのことを恐怖するのは、
その心の使い方が肉体本位に
偏っているからである。
真我を本位として考える時、
それが何ものにも犯されない
絶対的のものだから、
いささかの恐怖感も感ぜぬことになる。
われわれがこの荘厳な消息を
正しく信念するならば、
今まで心に感じていた「恐怖」は消え去り、
かわりに勃々(ぼつぼつ)たる勇気が
心にみなぎってくるのは必然である。
西哲も「恐怖を感ぜざる人生は
神の世界に生きるに等しい」といっている。
中村天風
--------------------------------
天風メルマガ「中村天風 一日一話」は
中村天風著作のなかから特に大切にしたい
言葉を収録した書籍『中村天風 一日一話』
から転載しています。
本日の一日一話の出典は
『研心抄』第1章です。
【書籍ページはこちら】
▼『中村天風一日一話』
▼『研心抄』
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
▼肉体を「我」と思うと安心できない
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
(以下、『心を磨く』第1章より引用抜粋)
「我とは、心でもなく肉体でもなく、
生命エネルギーの中枢を把握する
尊厳なる気なり」
と断定しなきゃいけないんだよ。
これが一番自分を安心して人生に生かす
秘訣です。
どんな場合にもそういう
気持ちで生きられると、
虚心平気、安心立命、
病が出ようが、
人生の事柄に変化が出ようが、
心まことに何らの波風立たないという状態に
なりうるんです。
肉体を我なりと思えば、
常に肉体の変化が心に絡まって、
ちょいとでも安心できません。
恐怖の大部分は、
肉体を考えるために生ずるんですよ。
昔の禅のほうでもこういう歌があるね。
「身を思う心ぞ心苦しめん
身を思わねば命安けり」
それは確かにそうだよ。
体を思うからこそ、
心がいろんなことを心配するんだろ?
体を忘れているときには、
体がどう悪かろうと、
心は決して体を考えていないんですから、
命の全体は安らか。
--------------------------------
【書籍ページはこちら】
▼『心を磨く』
※『CD中村天風講演録集「研修科編」
心を磨く』を編集、活字化したしたもの。
▼CD中村天風講演録集「研修科編」心を磨く
□■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■ 12月の天風箴言
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
真理を践行するものは
猥(みだ)りに他人の批評を
為す勿れである
否その閑(ひま)があるならば
自分自身を厳正に批判するがよい
▼天風箴言の解説は、
公式HPでご覧いただけます
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■天風メルマガ発行元
中村天風財団(公益財団法人 天風会)
〒112-0012
東京都文京区大塚5-40-8
TEL 03-3943-1601 FAX 03-3943-1604
E-mail info@tempukai.or.jp
※社内、取引先、ご友人などへの転載は
ご自由にどうぞ。
ただし、無断転載は厳禁です。
出典を必ずご明記ください。
※このメルマガをオススメいただく場合は、
こちらのURLをご案内ください。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
Comments