top of page

思考の客観的批判

□■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


■  中村天風 | 一日一話


元気と勇気が湧いてくる、哲人の教え366話



3/27 思考の客観的批判


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━



とにかく、お互いに、


真理に則って正しい向上への人生を


建設しようとする者は、



自己の心の行う思考状態の客観的批判を、


刹那刹那実行するくらいの


余裕を心にもたして活きるのが、



ほんとうに生活を味わい得る


貴重な人生真理だと悟らなければならない。



そしてその余裕を現実に心に作ることを、


常住の心がけとするべきである。



中村天風



--------------------------------



天風メルマガ「中村天風 一日一話」は


中村天風著作のなかから特に大切にしたい


言葉を収録した書籍『中村天風 一日一話』


から転載しています。



本日の一日一話の出典は


『真人生の探究』第2章です。



【書籍ページはこちら】


▼『中村天風一日一話』




▼『真人生の探究』





━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 


▼積極的な心の思考状態なら「是」


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━



(以下、機関誌「志るべ」に掲載された


 『真人生の探究』第2章現代語表記版より


 引用抜粋)



常に自分の心の態度を


厳しく監視するという心構えで、



一切の事物事象に対応するときの


自分の心の中で行われる思考の状態を、


果たしてこれで良いかどうかと、


念入りにいろいろと調べなければならない。



ただし、この場合の良いか悪いかの決定は、


そのように思考した理由が正しいかどうかは


まったく無関係で、



心の態度が積極的であればすなわち「是」、


消極的であればすなわち「非」ということに


なるのである。



そして、あくまで心を「是=積極的」状態で


一切の事物事象に対応するよう、


大いに努力することを


自分の心に厳しく鼓舞奨励するべきである。



--------------------------------



【書籍ページはこちら】


▼『真人生の探究』





□■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


■ 3月の天風箴言


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━



健康や運命というものはそれを消極的に考へない


人にのみ恵与されるよう宇宙真理が出来て居る



▼天風箴言の解説は、


 公式HPでご覧いただけます 




━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


■天風メルマガ発行元


 中村天風財団(公益財団法人 天風会)


 〒112-0012


 東京都文京区大塚5-40-8


 TEL 03-3943-1601 FAX 03-3943-1604






※社内、取引先、ご友人などへの転載は


 ご自由にどうぞ。


 ただし、無断転載は厳禁です。


 出典を必ずご明記ください。



※このメルマガをオススメいただく場合は、


 こちらのURLをご案内ください。



━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


 
 
 

最新記事

すべて表示
肥料には季節がある

□■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■  中村天風 | 一日一話 元気と勇気が湧いてくる、哲人の教え366話 11/12 肥料には季節がある ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ たとえば植木に肥料をやるにしても、 必要だからといって、 やたらに肥料をぶっかけても成長しません。 植木が肥料を欲しがっている時に かけてやらなきゃだめなんです。 人生に関する話もこれと同じで、 結局、

 
 
 
自我と人生

□■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■  中村天風 | 一日一話 元気と勇気が湧いてくる、哲人の教え366話 11/11 自我と人生 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ かりそめにも人生を考慮するに当たっては、 自我というものを 絶対に無視することはできない。 それは、 水を無視して波を論ずることのできないのと 同様である。 水を離れて波はなく、 波はまた水なくしては立たないと

 
 
 
まず自分を批判するべし

□■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■  中村天風 | 一日一話 元気と勇気が湧いてくる、哲人の教え366話 11/10 まず自分を批判するべし ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 自己の生命と人生を自ら擁護するには、 何はさておき、 いかなる時も、 自己の心の強さ、尊さ、正しさ、清らかさを 堅持することである。 換言すれば、 自己の「心」を微塵(みじん)も汚さぬよう 「心がけ

 
 
 

コメント

5つ星のうち0と評価されています。
まだ評価がありません

評価を追加
bottom of page