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■ 中村天風 | 一日一話
元気と勇気が湧いてくる、哲人の教え366話
2022/6/3 思っただけじゃだめ
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いくら心の持ち方を積極的にすることが
理想だといっても、
その理想を妨げるような、
いわゆる日常生活を克服することが
できなければだめなんだ。
そのためには克服できるようにする方法を
実践しないで、
ただ、克服したい、信念の人間になりたいと
思っただけじゃなれやしない。
考えてごらん。
お風呂の脇に立っていて、
沸いているお湯を見ているだけでもって、
身体がきれいになるか、きれいにならないか。
お風呂に入って洗い清めなければだめだろう。
それと同じことだ。
中村天風
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天風メルマガ「中村天風 一日一話」は
中村天風著作のなかから特に大切にしたい
言葉を収録した書籍『中村天風 一日一話』
から転載しています。
本日の一日一話の出典は
中村天風講演録です。
【書籍ページはこちら】
▼『中村天風一日一話』
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▼価値の高い雰囲気の中に
自分の心を接触させる
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(以下、中村天風講演録より引用抜粋)
水は方円の器に従い、人は善悪の友による、
という言葉がある。
我々の住む雰囲気によって、
非常に人間というのは違うんだ。
すっかりあなた方が、
どんな暗示にもかぶれない、絶対的な、
要するに自分の心持に力ができた
人間になれば、合格だ。
そうなるまでは、
油断もスキもできないのが人生だから、
雰囲気の中に、あなた方の心は
せっかく積極的であらしめたいと
努力しているのに、
消極的な方面に引きずり込まれる場合が
ないとも限らない。
むしろ今の世の中は、
周囲がほとんど消極的な言葉だし、
充満しているというような
情けないときなんだから。
要するに、価値の高い雰囲気の中に
自分の心を接触せしめるということは、
自分の人生を守ろうとする者の、
極めて賢明なる態度なんだ。
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■ 6月の天風箴言
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自分の心の中に何かの悩みがあるならば
先づそれは「取越苦労」か
或は「消極的思考」かの何れかである
故に入念に省察すべし
▼天風箴言の解説は、
公式HPでご覧いただけます
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