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■ 中村天風 | 一日一話
元気と勇気が湧いてくる、哲人の教え366話
3/25 心の使い方の上手な人
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トーマス・カーライルは、
心の使い方の上手な人はあたかも
百獣の王のライオンの如しという。
「ライオンは事なきときは黙々として
悠容自若たるも、
事あれば直ちに躍起し、変に応じ、機に処し、
あるいは疾風、あるいは悠々、
遅速緩急極めて鮮やかに出処進退する。
そして事止めばまた静かなること
泰山の如し」とある。
このように人生を活きてこそ、
人生を真に荘厳に堂々と暮せる人と
なり得るは必定で、
また、われわれの志す実践の彼岸点も
この点にある。
中村天風
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天風メルマガ「中村天風 一日一話」は
中村天風著作のなかから特に大切にしたい
言葉を収録した書籍『中村天風 一日一話』
から転載しています。
本日の一日一話の出典は
『研心抄』第5章です。
【書籍ページはこちら】
▼『中村天風一日一話』
▼『研心抄』
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▼折れない心をつくる
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(以下、『折れない心!』より引用抜粋)
張り合おうとか、対抗しようとか
打ち負かそうとか、負けまいといったような
そういう気持ちでない、
もう一段高いところにある気持ち、境地
これが絶対的な積極なんですぜ。
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真の積極心とは、
何かあったときもそうでないときも、
常にその心が泰然として
揺らぐことのない状態であるが、
そのような心の状態は
「対立」や「拮抗」ということから
超越していないかぎり現実化はできない。
もし自分の心が目の前に現れた事象と
向かい合い、
それに打ち克っている状態、
あるいは負けていない状態を
積極心だと考えているとすれば、
それは強いていえば、
相対的積極というのであって、
本当の意味での積極ではないのである。
つまりどんな病や災い、
悪運に見舞われようとも、
心がそれらを相手として関わることがない。
言葉を換えれば勝とうとも負けようとも
思わず、
超然と落ち着いていられるようになって
初めて理想とする積極心
(平安を確保した心の状態)、
つまり絶対的な強さをもつ、
折れない心となりえるのだ。
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【書籍ページはこちら】
▼『折れない心』
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■ 3月の天風箴言
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油断をするといつしか
「誓」の言葉を空文にして
活きて居る事があるから
十分気をつけねばならない
▼天風箴言の解説は、
公式HPでご覧いただけます
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