□■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■ 中村天風 | 一日一話
元気と勇気が湧いてくる、哲人の教え366話
2022/9/1 幸福のるつぼの中で活きる
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
自分の住む現在の人生環境や、また世界を、
いやらしいとか、
いとわしいとか思うような人、
あるいは健康に快さを感じない人があったら、
その人くらい不幸を人生に感じている人は
ないといえる。
反対に、現在の自分の住む世界や環境が、
たとえ他人から見てそう大したものでないと
思われるようなものでも、
自分が心の底から本当に満足し、
感謝して活きているとしたら、
その人は終始一貫、幸福のるつぼの中で
恵まれて活きている人である。
中村天風
--------------------------------
天風メルマガ「中村天風 一日一話」は
中村天風著作のなかから特に大切にしたい
言葉を収録した書籍『中村天風 一日一話』
から転載しています。
本日の一日一話の出典は
『運命を拓く』第9章です。
【書籍ページはこちら】
▼『中村天風一日一話』
▼『運命を拓く』
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
▼幸せとは感ずるもの
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
(以下、2019年夏期修練会における、
村里泰由講師による「坐右箴言」の
ひも解きより引用抜粋)
長い間じっと正座をしていて、
立った瞬間に足がしびれることが
ありますよね。
そのとき足は感じていないんです。
足がどっちへ向いているかさえ分からない。
足はあるのに感じていないんですから、
その人にとっては
その瞬間は足がないものと同じです。
あるけれど、ないんですね。
幸せもこれと同じです。
感じない人には、ない。
外から見ると幸せそうに見える。
しかし本人は幸せを感じていない。
だったら幸せではない。
幸せは、その人が感じるか感じないかが
ポイントだということです。
幸せとは大変主観的なものです。
人生の幸福は、
その人の人生に対する考え方が
切り替えられない限りは、
どんなことが
そこに出来上がっているとしても、
いつまでたっても
幸福をしみじみと味わうことはできない、
ということになります。
自身の心の態度が
その人の人生を決定するという、
犯すべからざる絶対真理が
存在しているのです。
□■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■ 9月の天風箴言
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
正しい愛情とはお互ひが
活きて此世に存在して居るという
厳粛なる事実を
衷心から尊敬し合うことから湧いて来る
▼天風箴言の解説は、
公式HPでご覧いただけます
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■天風メルマガ発行元
中村天風財団(公益財団法人 天風会)
〒112-0012
東京都文京区大塚5-40-8
TEL 03-3943-1601 FAX 03-3943-1604
E-mail info@tempukai.or.jp
※社内、取引先、ご友人などへの転載は
ご自由にどうぞ。
ただし、無断転載は厳禁です。
出典を必ずご明記ください。
※このメルマガをオススメいただく場合は、
こちらのURLをご案内ください。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
Kommentare