□■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■ 中村天風 | 一日一話
元気と勇気が湧いてくる、哲人の教え366話
2022/12/31 尊き人生の要諦とは
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
金殿玉楼(きんでんぎょくろう)の中にあって
暖衣飽食(だんいほうしょく)、
なおかつ何らの感謝も感激もなく、
ただあるものは不平と不満だけという
憐れな人生に比較して、
まことや、人生のいっさいを感謝に振り替え、
感激に置き換えて活きられるならば、
截然(せつぜん)としてそこにあるものは、
高貴な価値の尊い人生ではないでしょうか!
否、こうした心がけの現実実行こそ、
活きる刹那(せつな)刹那に、
なんとも形容のできない
微妙な感興(かんきょう)
おのずから心の中に生じ来たり、
どんなときにも生活の情味というものが
当然味わわれることになる。
中村天風
注1)要諦…ようてい
物事の肝心かなめのところ
注2)金殿玉楼…美しく豪華な御殿
注3)截然…区別がはっきりとしているさま
注4)感興…何かを見たり聞いたりして
興味がわくこと
注5)情味…情趣、もののおもしろみ、
おもむき
--------------------------------
天風メルマガ「中村天風 一日一話」は
中村天風著作のなかから特に大切にしたい
言葉を収録した書籍『中村天風 一日一話』
から転載しています。
本日の一日一話の出典は
『叡智のひびき』箴言13です。
【書籍ページはこちら】
▼『中村天風一日一話』
▼『叡智のひびき』
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
▼感謝一念の活き方
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
(以下、安武貞雄著『健康と幸福への道』
第4章より引用抜粋)
不平不満を感謝に振り替えよ。
生きているということは、
決して当たり前のことではない。
何よりも感謝すべきことなのだ。
生きていればこそ、
時として苦難もある代り、
喜びや仕合わせを味わうこともできる。
嬉しいこと、楽しいことに出あうこともある。
生きているということはいいことだ。
こう感じるところに生きる喜び、生きがいを
見出すことができる。
かれこれ思いをめぐらせば、
寝るも感謝、
起きるも感謝、
食べるも感謝、
働くも感謝、
病や不運でさえも感謝、
一切すべてが感謝の対象であるはずである。
この感謝一念の活き方こそ、
人のもつ生命力をフルに発揮できる
積極明朗な人生を作り上げるのである。
--------------------------------
【書籍ページはこちら】
▼安武貞雄著『健康と幸福への道』
□■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■ 12月の天風箴言
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
真理を践行するものは
猥(みだ)りに他人の批評を
為す勿れである
否その閑(ひま)があるならば
自分自身を厳正に批判するがよい
▼天風箴言の解説は、
公式HPでご覧いただけます
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■天風メルマガ発行元
中村天風財団(公益財団法人 天風会)
〒112-0012
東京都文京区大塚5-40-8
TEL 03-3943-1601 FAX 03-3943-1604
E-mail info@tempukai.or.jp
※社内、取引先、ご友人などへの転載は
ご自由にどうぞ。
ただし、無断転載は厳禁です。
出典を必ずご明記ください。
※このメルマガをオススメいただく場合は、
こちらのURLをご案内ください。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
Comments