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■ 中村天風 | 一日一話
元気と勇気が湧いてくる、哲人の教え366話
2022/8/16 大事に臨んでは落ちつけ
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消極的に思考すればするほど、
精神は統一を失って
とうてい正確な判断を得られない。
「大事に臨んだ時はまず落ちつけ」という
諺(ことわざ)がある。
否、大事に直面した時はもちろん、
どんな小事細事にも、
常に虚心平気の心的態度で
物事を考察すべきが絶対の真理である。
関係のないことだと、
自分でも感心するような
名案や工夫が出るが、
わが身に直接に降りかかった問題だと、
よい分別が出にくいのも、
その時の心的状態が
すこぶる大きい関係をもっている証拠である。
中村天風
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天風メルマガ「中村天風 一日一話」は
中村天風著作のなかから特に大切にしたい
言葉を収録した書籍『中村天風 一日一話』
から転載しています。
本日の一日一話の出典は
『研心抄』第6章です。
【書籍ページはこちら】
▼『中村天風一日一話』
▼『研心抄』
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▼人の名前や用件を忘れてしまった時の
暗示法
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(以下、機関誌「志るべ」に掲載された
『研心抄』現代語表記版第6章より引用抜粋)
精神科学者として名高いウッズ博士は、
人の姓名や地名または
電話番号や用件などを忘れたようなとき、
決してそれを一気に思い出そうと焦らないで、
「必ず必要な時にまで思い出す」という
観念暗示を強い信念で実在意識に与え、
一時その事を考えることを中止する。
すると霊性心意は
心の倉庫である潜在意識の中を
隅々まで捜索して、
これを見つけ出すや否や
実在意識に報告するため、
全くその事を思ってもいない時に
不意に思い出すと言っている。
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【書籍ページはこちら】
▼『研心抄』
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■ 8月の天風箴言
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一切の事柄をすべて感謝に振かへて
考へられない人は
完全に天風教義を実行して居る人とは
いへない
▼天風箴言の解説は、
公式HPでご覧いただけます
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