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■ 中村天風 | 一日一話
元気と勇気が湧いてくる、哲人の教え366話
2023/3/8 刹那(せつな)心機の転換
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常に心がけねばならないことは、
刹那心機の転換ということである。
刹那心機の転換というのは、
言い換えれば、いかなることでも、即座に、
心を積極的に切り替えることをいうので、
禅の方では、熱殺寒殺という言葉があるのも、
要するにこれと同義諦なのである。
この言葉はすなわち
暑さに対しても寒さに対しても、
それを思わぬこと、
それに心を係りあわせぬこと、
さすれば、寒暑何ものぞ、
否、一切の人事世事、皆これと相等し、
といういわゆる心機転換の妙を説示した
偈語(げご)なのである。
中村天風
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天風メルマガ「中村天風 一日一話」は
中村天風著作のなかから特に大切にしたい
言葉を収録した書籍『中村天風 一日一話』
から転載しています。
本日の一日一話の出典は
『哲人哲語』「感・思・考」です。
【書籍ページはこちら】
▼『中村天風一日一話』
▼『哲人哲語』
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▼心がこだわりで膠着している時
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(以下、杉山彦一著『いのちを活きる』
第8章より引用抜粋)
心の中の心配や煩悶にこだわり、とりつかれ、
どうにも心を他に振り向けられない時、
厳重にクンバハカ体勢をし、
「いつまでこだわっているのだ。
いいかげんにしろ。乗り越えよ」と
自己暗示をして、
「エイッ」と気合をかけるとよい。
それが心の跳躍台となり、
転換のきっかけが掴めるものである。
自己の責任者は、あくまで自己である。
消極のぬかるみから自己を救出するのも、
自己自身である。
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【書籍ページはこちら】
▼杉山彦一著『いのちを活きる』
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■ 3月の天風箴言
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どんな事を為すにも
力と勇気と信念とを欠如してはいけないが
其場合「調和」という事を無視せぬ様
心かけないと往々軌道を外れる
▼天風箴言の解説は、
公式HPでご覧いただけます
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