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■ 中村天風 | 一日一話
元気と勇気が湧いてくる、哲人の教え366話
2023/6/11 傑出した人物
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実際、古今ともに、
いわゆる傑出した人物というのは、
いずれもみんな
有意注意力が完全な人々のことを言うんだ。
何事に対しても周到にその観念が総合され、
したがって精神も統一され、
その結果すべての能力が同輩をしのぐために、
いやでも自然と傑出しちゃう。
だから、いつも何事でも
自分の好むことをおこなうときと同様に
気をこめておやりなさい。
中村天風
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天風メルマガ「中村天風 一日一話」は
中村天風著作のなかから特に大切にしたい
言葉を収録した書籍『中村天風 一日一話』
から転載しています。
本日の一日一話の出典は
『心に成功の炎を』第6章です。
【書籍ページはこちら】
▼『中村天風一日一話』
▼『心に成功の炎を』
皮革版
机上版
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▼興味の少ない事の中に面白さを見つける
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(以下、杉山彦一著『いのちを活きる』
第9章より引用抜粋)
興味は、その人の主観的な断定である。
「興味がないよ」「つまらない」と
きめつけてしまうと、
世の中の事はすべて面白くないものになる。
面白さを見つけようという気持ちで
眺めてみると、
今まで気がつかなかった興味が
発見できるものである。
「梅は咲いたか、桜はまだかいな」と、
桜を待つ心も嬉しいものである。
蕾がふくらんで、木全体がほんのりと赤く
乙女のような恥じらいを見せる風情も、
なかなかよいものである。
三分、五分と、
ひた押しに開花させてゆく桜には、
たくましい迫力がある。
桜に興味をもち親しみをよせるだけでも、
どれ程人生がゆたかに彩られるか知れない。
興味の発見は、人生に広がりと深みを与える。
また興味の発見は、心を分散させることなく、
対象に集中することを容易にする。
注意力は集中すると対象の把握が正確になり、
興味ある知見を充分に取り込み、
精神内容はゆたかになる。
この世には興味の対象とならないものは
一つもない。
ただ興味がないと思いこんでいる人間が
いるだけである。
私達は自分の人生を、楽しく充実し、
ゆたかなものにするために、
興味の発見に努力してみよう。
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【書籍サイトはこちら】
▼杉山彦一著『いのちを活きる』
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■ 6月の天風箴言
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苦を楽しみに振りかへる事の出来ない人は
人のよろこびを
吾が悦びに為し得ぬ人と同様で
謂はゆる凡庸下俗の人である
▼天風箴言の解説は、
公式HPでご覧いただけます
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