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■ 中村天風 | 一日一話
元気と勇気が湧いてくる、哲人の教え366話
2022/8/15 何事も真剣に
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まず何事をするにも、
真剣な気持ちでそれに当たることである。
すなわち一事一物いやしくもせず、
すべてを真剣な気分ですることである。
言い換えると
気なしで何事もしないようにすることである。
この気構えはちょっと考えると
小乗的な方便のようだが、
しかし大乗的な方便に
共通したものだと私は断定する。
要は気を込めてやらないから、
心がいつしか他方へ分裂逸散するのである
という因果関係からの、
正法方便なりといえる。
中村天風
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天風メルマガ「中村天風 一日一話」は
中村天風著作のなかから特に大切にしたい
言葉を収録した書籍『中村天風 一日一話』
から転載しています。
本日の一日一話の出典は
『真人生の探究』第2章です。
【書籍ページはこちら】
▼『中村天風一日一話』
▼『真人生の探究』
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▼真剣な気持で事に当たると疲れにくい
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(以下、機関誌「志るべ」に掲載された
『真人生の探究』現代語表記版第2章より
引用抜粋)
真剣な気持で事に当たると、
精神疲労が非常に少ないのである。
反対に気の抜けた状態や、
いやいやながら分裂した心の状態で
何事にも対応すると、たちまち心は疲労する。
神経衰弱症にかかっている人や、
精神のまとまらない散漫な人などと
いうものは、
何をしてもすぐ倦怠感に襲われる。
すなわち根気が続かない。
これは要するに、精神の疲労が
急速にくるためなのである。
何事にでも真剣な気持で
対応するようにすると、
特に心機転換が実に容易に行えるようになる。
従って執着とか凝滞という心持が無くなる
という特点がある。
そこで常に、何事を行うにも
「真剣第一主義で対応する」という
習練に努めることである。
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【書籍ページはこちら】
▼『真人生の探究』
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■ 8月の天風箴言
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一切の事柄をすべて感謝に振かへて
考へられない人は
完全に天風教義を実行して居る人とは
いへない
▼天風箴言の解説は、
公式HPでご覧いただけます
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