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■ 中村天風 | 一日一話
元気と勇気が湧いてくる、哲人の教え366話
2022/12/23 人生観をコンパスに
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たいていの人が
感情や理性の虜(とりこ)になって、
貴重な人生の毎日を落ち着きのない、
不安定の状態で生きている。
熟練した船長が
嵐の海上をいささかもあわてることなく、
一個のコンパスを使って大きな船を操縦する。
これと同様に、私たちは、
確立した人生観をコンパスにして、
外部からおびやかされない
自分の一切の内的誘導力として、
自己を統御して行ける。
中村天風
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天風メルマガ「中村天風 一日一話」は
中村天風著作のなかから特に大切にしたい
言葉を収録した書籍『中村天風 一日一話』
から転載しています。
本日の一日一話の出典は
『研心抄』第1章です。
【書籍ページはこちら】
▼『中村天風一日一話』
▼『研心抄』
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▼「自分は何か」を知ることが
ゆるぎない人生観をつくる
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(以下、中村天風講演録より引用抜粋)
仮にも人生に何も事がなければいい。
しかし、人生で事がない人というのは
ほとんどないでしょう。
無事平穏になったなと感じるのは、
ただ自分の心が感じているだけでもって、
世界の全体が無事平穏になったんじゃ
ないんですから。
絶えず何事かが、
陰に陽に自分の人生を脅かしてしまう。
そのときに人生観があやふやだと、
惨憺(さんたん)たる自己というものが
生きたくなくても
生かされてしまうのであります。
だから、何においても、
強固として動かべからざる人生観を
必要とするのだが、
その人生観をそういう状態にするには、
何をおいても、
まず第一に「自分が何だ」ということが
わからなければだめなんだ。
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■ 12月の天風箴言
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真理を践行するものは
猥(みだ)りに他人の批評を
為す勿れである
否その閑(ひま)があるならば
自分自身を厳正に批判するがよい
▼天風箴言の解説は、
公式HPでご覧いただけます
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■天風メルマガ発行元
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