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■ 中村天風 | 一日一話
元気と勇気が湧いてくる、哲人の教え366話
2023/1/4 人生を考えるということ
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現代人の考え方は、
ただ生活の当面のことだけを考えて、
それで人生を考えているように思っている。
もっとはっきり言えば、
こうやって生きている毎日、
その日の生命の生活のことだけを考えるのが、
何か人生の先決問題のように考えている。
食うこと、着ること、儲けること、遊ぶこと。
もちろんそれも必要なことだから、
考えるべきものではあるかもしれない。
しかし、だからといって、
それだけを考えていれば、
人生のすべてが解決すると思う考え方は、
どうかと思わない？
中村天風
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天風メルマガ「中村天風 一日一話」は
中村天風著作のなかから特に大切にしたい
言葉を収録した書籍『中村天風 一日一話』
から転載しています。
本日の一日一話の出典は
中村天風講演録です。
【書籍ページはこちら】
▼『中村天風一日一話』
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▼生活よりも真剣に考えなければならない
「生存の確保」
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（以下、機関紙「志るべ」に掲載された
「新箴言註釈24 現代語表記版」から
引用抜粋）
※『真理のひびき』箴言24に該当。
真人生建設の真理と方法とを知らない人々は、
その生命が健康な時には
何の反省も感ずるところなく、
ただ、心に浮かぶに任せて生じる
欲求のみを中心とする生活に
ひたすら生きているが、
健康や運命に困難が降りかかると、
ただ、薬事療法とか、食事療法等々、
肉体本位の手段のみで
これを回復もしくは救済しようとする。
ところが、平素「生存の確保」という、
生活という事よりも、
より以上真剣に考えなければならないことを
実行していない生命には、
どのような方法や手段をもってしても、
相対的な効果はあっても、
絶対的な効果を獲得することは
できないのである。
というのは
肝心要の「いのちのちから」（生命力）が
萎縮し減退しているからである。
生命の生存確保の方法を
正しく実行すると、
即座に「気」の受け入れ態勢が
期せずして用意されることに
なるために、
自然と生命活力が充実してきて、
健康などはもちろん、運命関係も、
あたかも天馬空を行くがごとくに颯爽と、
極めて有意義に、
感謝してもしきれないほど、
現実があるべき姿に復元されるのである。
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【書籍ページはこちら】
▼『真理のひびき』
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■ 1月の天風箴言
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天風教義は是を修行として行ったのでは
およそ第二義となる
只一念それを生活行事として行う時
完全に第一義的のものとなる
▼天風箴言の解説は、
公式HPでご覧いただけます
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