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■ 中村天風 | 一日一話
元気と勇気が湧いてくる、哲人の教え366話
2022/12/22 人から好かれる人間になる
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閻魔(えんま)様が塩をなめたような顔して
人生に生きるよりは、
ちょっとやそっと人から
阿呆(あほう)と思われてもいいから、
もう少しニコニコした顔になりなさい、ねえ。
人としてこの世の中に生まれて
一番大切なことは、
人に嫌われる人間になるんでなく、
好かれる人間になることだよ。
どうだい、あなた方、
苦虫をつぶして、
へんてこな面してるやつのほうが
かわいいかい?
それとも、何かなし、
ニコニコしてるやつのほうがかわいいか、
どっちだ?
中村天風
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天風メルマガ「中村天風 一日一話」は
中村天風著作のなかから特に大切にしたい
言葉を収録した書籍『中村天風 一日一話』
から転載しています。
本日の一日一話の出典は
『心に成功の炎を』第2章です。
【書籍ページはこちら】
▼『中村天風一日一話』
▼『心に成功の炎を』
皮革版
机上版
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▼「他人に好かれる人間になる」ことに
気が付かなかった人の例
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(以下、『君に成功を贈る』
「幸福な人生をつくる」より引用抜粋)
学生のころ、
いつも首席で、成績抜群な男がいたんです。
すばらしい理解力があるうえに、
記憶力がすぐれていて、
この少年が社会人になったならば、
すばらしい出世街道を邁進するだろう、
というふうに誰もが思っていた男なんです。
そしてお互いが中学をでると、
ちりぢりばらばら。
その後、およそ30年ばかりの後です。
私はこういうお仕事をする前に、
銀行を経営していたことがあるんですが、
その銀行の庶務課に、
どっかで見たことのあるような顔だが、
思い出せない一人の男がいたんです。
「君、どっかで見たことのあるような
顔だがなあ」
「私は、学習院の中学部で
ご一緒だったものです」
あの優秀な成績を持った彼が、
本来ならもう立派な銀行の頭取か
会社の社長になりえる資格をもった人間が、
いまだに平の事務員で働いている。
その原因はどこにあるかというと、
あまりにも出来が良すぎた結果として、
「他人に好かれる」という肝心なことに
気がついていなかったんでしょう。
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【書籍ページはこちら】
▼『君に成功を贈る』
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■ 12月の天風箴言
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真理を践行するものは
猥(みだ)りに他人の批評を
為す勿れである
否その閑(ひま)があるならば
自分自身を厳正に批判するがよい
▼天風箴言の解説は、
公式HPでご覧いただけます
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